100 tipToe.1期のラストライブから3年が経ったので、そのひとつ前の現場の話をする

「standing on tipToe.」から3年が経った。

 

1期の集大成、すべてを詰め込んだラストライブ──

 

──なのだけど、もう少し踏み込んだ話をしてみたいと思う。

 

ラストライブについてはそこに触れた誰しもに語り尽くせぬ想いがいくらでもあるだろう。かく言う自分もまた観返した映像から蘇るものがありすぎて収まりがつかないクチだ。

それゆえ敢えて、あまり語られる機会のない少し前の時期の話をしてみようと思う。

 

メンバーそれぞれの活動期間を3年間と限定して始動したtipToe.。本来の予定だと1期生である4人はデビューから3年を迎える2019年12月でその活動を終了するはずだった。
なんせ最後の舞台はZepp DiverCityだ。おそらく都心の人気会場をキャリアの浅い事務所が土日祝の中で押さえなければならないという会場確保の都合だろうが(このあたりは運営各位がめちゃくちゃ頑張って下さったのだと思う)、結果として10月末からはじまったフェアウェルツアー(SCHOOL TRIP 2019)の最終公演が年末にまで差し掛かり、ラストライブは翌年1月にまで持ち越されることになる。

年が明け2020年、ニューイヤーフェスへの出演を最後の対バンライブとし、そこから1週間以上のブランクを空けてついに件のラストライブが開催された。

 

あくまで個人的な感覚の話にはなるが、2020年のtipToe.はアンコールのような、あるいは到達点のその先に居るような、そんな感じがしていた。
というのも、2019年を締め括ったSCHOOL TRIP 2019の最終公演がまさにtipToe.1期の集大成と言える内容だったのだ。

 

全7公演おこなわれたツアーでは、東京を除く6都市で各メンバーを個別にフィーチャーしたセットリストでライブを展開した。
そしてファイナルの東京公演は、特殊繋ぎを含むバラエティ豊かな後期の曲たちのパレードにはじまり、各楽曲のストーリー性を時間軸に沿って辿る中盤ブロック、節目節目に登場しグループが大切に歌ってきた曲たちを畳み掛ける終盤戦を経て、デビュー当初の対バンで披露していた“最初の4曲”だけで構成されたライブをSEともども再現する特別なセットリストが用意されていた。

 

本来であれば最後のはずの2019年12月、通っていたオタクの誰もが後悔しないようにとメンバーともども加速度的に駆け抜けてきたこの年最後のライブ、ツアーファイナル、そんなこれまでのtipToe.のすべてを詰め込んだ集大成と呼ぶに相応しいセットリスト。
これがラストライブだと言われてもまったくもって納得しかできない、強いて言うならハコが控えめだったくらい、それくらい充実感のある時間がそこにはあった。
本編ラストの「長い坂の途中で」の大団円感を今でも鮮明に覚えている。

 

猫も走るほど忙しい12月28日の夜。青春の一団はひとつの大きな行事をやり遂げ、各々が思い思いに余韻を噛み締めながら家路に着く。

年末商戦で賑わう街。納まらない誰かの仕事。着込むだけ着込んで出かけるカウントダウンイベント。
初日の出。寝正月。あっという間に迎える仕事初め。猫はこたつで丸くなる。

静かに穏やかに流れる年末年始の時間は、それでいて終わりに向けての時間を着実に刻んでいた。

 

ツアーファイナルの数日後、年明け早々にtipToe.は1日だけライブ出演があった。
「New Year Premium Party 2020」、1月2日におこなわれたDAY 1への出演となったが、tipToe.は同日中に異例の2ステージを務めることとなる。
出演予定だったWILL-O'がメンバーのインフルエンザにより急遽出演キャンセルとなったため、その代打としてステージを守ることになったのだ。
素直に喜んで良い状況ではないにせよ、終わりを控えた当時の6人にとっては単純にライブが1本増えたことになる。運命が味方してくれたような何かを感じざるを得なかったのは確かだ。

 

この日の何が特別か。ツアーファイナル完走後最初のライブなのである。
その何が特別なのかと思われるかもしれないが、ワンマンライブやツアーは確実にメンバーとグループを成長させる。その規模が大きいほどに、やり遂げた後の成長性も非常に高いものがあるのだ。
つまり、大規模なワンマンやツアーの後には必ず“これまで以上”のライブを観ることができる。それが約束されている。これを約束と言い切れるほど6人の実力とモチベーションを信用していたことも付け加えておかねばなるまい。

 

全国ツアーを経て大きく成長した6人の姿を、ラストライブの前にアディショナルタイム的に観ることができたのは僥倖だった。
ましてやステージはZepp Tokyo。ラストライブと同じ規模でどれだけのライブを魅せてくれるのか楽しみでもあったし、結果として与えられた舞台のグレードに相応しい実力に成長した姿をそれぞれが魅せてくれたのだ。


先にも書いたが本来は2019年で終わりだった6人だ。ラストライブの存在は元よりあるものとカウントしていたため、2020年1月2日はまさに幻のように感じられる現場だった。

もっと言えば、この6人がZeppワンマンを終えたその先のライブも観てみたいという気持ちがあったことは否定できない。ここまで凄いのにもっと先がある……と、あり得ないことが確約された未来に思いを馳せて切なくなったりもした。


しかしながら、ツアーファイナルとラストライブの間に挟まれたこの日のライブがあったことで、最後の最後に“成長を観る”体験をさせてくれたのだ。

特別に仕込まれたワンマンライブではなく、誰もが同じ条件で出演する対バンであることが重要だった。ツアーファイナルのあとがもうラストライブという状況だったとしたら、ワンマンライブという空間にかかっている魔法を剥がした姿を観ることはできなかっただろう。それゆえに“幻”のライブなのだ。

 

お察しの通り、細かすぎてこれだからオタクは……となるやつである。

 

オタク特有の早口はこの辺にして、ライブの話をしよう。
セットリストは以下の通り。

 

firstStage.
1.morning milk(SE)
2.夏祭りの待ち合わせ(new ver.)
3.夢日和
4.Interlude(夢日和~星降る)
5.星降る夜、君とダンスを
6.特別じゃない私たちの物語

secondStage.
1.SE(僕たちは息をする)
2.僕たちは息をする
3.Cider Aquarium
4.茜
5.MC
6.The Curtain Rises
7.長い坂の途中で

会場はいずれもZepp Tokyoだ。ラストライブの会場となるZepp DiverCityと遜色ない大舞台での2本を全力で務め上げた。

 

1本目、こちらが本来用意されていたセットリストだ。
「夏祭りの待ち合わせ」はおそらくこの日初めてにして唯一披露されたバージョンだ。冒頭のアカペラ部分にピアノの伴奏が追加されていたものの、メンバーが歌いにくそうにしていた記憶がある。(配信映像を見返すとそんな風には感じなかったのだが)
アイデアとして用意はしたが、ラストライブに起用する前に1度試してみようということで投入されたのではないか、と当時思った記憶がある。結果的にラストライブは通常のアカペラスタイルで披露され、このバージョンは幻となった。
「夢日和」~「星降る夜、君とダンスを」は前年のギュウ農フェスでヘッドライナーとしてメインステージのトリを務めた際に初披露された激レアかつ本気度が極めて高い繋ぎだ。もっとも盛り上がる曲ツートップをSEで繋ぐという最高火力。1期に関していえば「夢日和」がラスト以外に披露されること自体珍しかったし、なんなら対バンでの登場自体珍しかったかもしれない。さらに言えばアウトロに本来入っていないギターソロまで追加している。そうしたところも含めて攻めの気概が感じられる、1期至高の繋ぎパターンのひとつと言えるだろう。(主催公演の頻度が高めのグループなので大概はそこで披露される)
最後の「特別じゃない私たちの物語」はバックスクリーンにMVを流しながらの披露となった。いやこれ大規模なワンマンでやるやつー!!

……今にして思えばラストライブでは間奏の転調手前で一旦曲を止める演出があったため、プラン的にできない→でもエモいからやりたい、でここぞとばかりにぶち込んできたのだろうと思われる。そういうとこ、いいぞ。
この時点で考え得るもっとも強烈な対バン用セットリストだ。新作ネタも最強武器も出し惜しみせず強い順にかつ効果的にセッティングした極上の20分間である。

そもそも対バンの20分枠で十分に魅力を出し切ることは容易ではなく、グループの持ち味をしっかり堪能するならどんなグループでも30分、せめて25分は欲しいと感じる。MCまでしっかり入れてわずか20分でここまで充実感のあるライブを魅せられるのは、まさに“本物”のそれとしか言いようがない。

 

2本目はWILL-O'の代打ということで、セトリに一切の被りなし、かつ1本目からは除かれたロック色の強い楽曲を中心に構成されたステージとなった。
「僕たちは息をする」の専用SEからイントロにドラムを追加して披露されたこの日のバージョンは、SCHOOL TRIP 2019の札幌公演のオープニングとして初披露されたものだ。残りのライブも限られた中での披露となったものの非常にカッコいいアレンジであったため、この場で再び聴けたのは嬉しかった。ちなみにこのバージョンは2期のライブに受け継がれている。
その後は繋ぎがち筆頭の「Cider Aquarium」を含めすべての楽曲を繋ぎなしのストロングスタイルでぶつけに来た。
アイドル楽曲大賞に入選を果たし叙情性では比類のない珠玉のロックバラード「茜」で深く真っ直ぐな表現力を魅せつけたかと思えば、ラストイヤーの開幕を告げたtipToe.ギターロック勢の中でもトップクラスの爆発力を誇る「The Curtain Rises」を広大なフロアに叩き込み、そして披露順で言えば全楽曲中最後となり片手で数えるほども披露されていないtipToe.なりのポップ・パンクナンバー「長い坂の途中で」が最高潮に達したボルテージをそのままハッピーな空気感に転じ、高揚と多幸感に満ちた花火を打ち上げて1年の始まりを祝った。

 

そもそもこの期間にライブを観れること自体が奇跡のようなことだったのに、表情の違うそれぞれ極上のライブを観れたことが本当に嬉しかったし、もちろんツアーを終えて大きく成長したメンバーの凄みを生身で体感できたことがいかに素晴らしい体験だったか、こちらが筆舌に尽くしがたいと悶えた勢いでうっかり筆をへし折ってしまっても、結構な質量で伝わるのではないだろうか。

 

こんなに凄いライブを魅せられて、もうあとはワンマン1本だけなのか。
まったく寂しい話だ。でもここまでゴールを決めて駆け抜けてきたからこそ辿り着ける場所があるのだ。

 

tipToe.1期は当然Zeppクラスのワンマンは初めてだったし、それどころかそれまでのワンマンで1,000人以上のキャパをやったことがない。

O-WEST、渋谷クアトロ、開業したてのVeats Shibuyaなどで数々の名演を繰り広げてきたが、いずれもキャパは700人前後に留まる。

キャパ4桁台最序盤となる登竜門・リキッドルームもそのすこし先の赤坂ブリッツも挟まずに飛び級でZeppなんか大丈夫なのか、と思わないこともなかった。

もちろんその当時のメンバーの実力からすればZeppは妥当と感じる気持ちのほうが強かったが、実感を伴ってそれを確信させてくれたのは他ならぬこのNPP2020での2本のライブであった。

 

当時のライブ映像が残っている。

 


※映像のアップロードは正規のものではなく、一般のユーザーが当時の配信映像をクリップして投稿しているものであり、本来紹介すべきものではない。しかしながらラストライブ前最後の対バンライブであること、ツアーファイナル完走後最初となる貴重なステージを収めたものであること、この日だけの特殊なアレンジや演出があったこと、最後の赤衣装でのライブであったことなど、その記録的価値には看過できないものがあると判断し、あくまで無責任な一消費者と自らを貶め開き直ったうえで紹介させていただく。


自分のツイート記録を辿ると、そんなことを思いながらもこの日はめちゃくちゃ体調悪かったらしい。それでもそんな感じで素晴らしいライブを観れて帰りのバスで泣きながらTwitterやってたらしい。わかるよ。


そしてそこから9日の間が空く。来たるその日は1月11日、成人の日を含む3連休の最中。浮き足立っていた世間もそろそろけじめをつけて日常に戻ろうかと重い腰を上げ出すような頃合。オタク各位はゆっくり休んでさぁて仕事をはじめるぞ、なんて気分でいられなかったと思う。

あくまでアイドルとファンのであるにもかかわらず、「青春」と呼ぶに差し支えない経験をもたらしてくれたこの時代の終わりを迎える覚悟と向き合うことを余儀なくされていたのだ。

 

それでもその日はやって来て、チケットはもぎられ、体はフロアに吸い込まれる。
花道、本棚のセットが印象的なステージ、見当たらないシューティング機材、小粋な演出にすら思える影アナの凡ミス、折に触れどこからともなく沸くどよめき。

 

「つま先で立って最後まで」って、東京のZeppなんて過去一番のつま先立ちをしていたけれど、言葉とは裏腹に地に足着いた過去最高のパフォーマンスでtipToe.1期はフィナーレを迎えた。

 

1週間限定だそうです。ぜひ。

 

99 ひとりごと(tipToe.)について語る時が来たかもしれない

この曲に関しては1期の頃から語れるなぁと思ってはいたのですが、ついにタイミングが来たのかもしれない。(モチベともいう)

あんまり言ったことないかもですが、かなり好きな曲なんですよね。

 

tipToe.楽曲の中でもっとも寿命が長い曲なのではないかと勝手に思っています。
約3分半と短くシンプルにまとまっており、音数手数が多い割に重くならず綺麗にまとまる瀬名航曲群の中にあって、とりわけ個々の楽器が控えめに最低限の仕事に徹しているという印象です。

いずれの音も無駄な主張をせずに職人堅気な演奏に努めることで生まれる完成度があり、ナイトウォークとはまた別ベクトルの「引き算の美学」をもって成立していると感じます。たとえばギターロックでやっていき!でお馴染みのSOVA合同会社とは思えない手数のギターアレンジですよ。そこが逆に痺れるっていうやつですね。

 

決して主役になるほどの大きなパワーを持っている曲ではない。そういう曲はあからさまにそういう顔をしてセットリストに入っています。みなさんもご存知のあれ日和とかあれ降る夜、君とダンスをとかあれピースとかあれ草の咲く頃にとか。ひとりごとってそういう枠じゃない。
しかし枠じゃないからこそ、時期とか世代とかの象徴にならず、旬も無ければ廃れもしない。それでいてtipToe.らしさそのもののようでもある。
例えるならなんだろう、牛乳石鹸とか。あとなんだ、人生ゲームとか、葛根湯とか、リポビタンDとか。派手にコマーシャルされはしないけど、昔からずっとあるよねっていうものたちと似た立ち位置を獲得しうる(なんならしている)曲。

 

2期は2期のメンバーのために書かれた曲をやってくれるほうが嬉しいんです、個人的には。1期曲の解禁とか懐かしの定番繋ぎとかあんまり興味なくて。今という時代は今を作っている人たちのものなので。卒業した先輩たちは事実としているけど、今tipToe.ってあなたたちなんだよって最初から思ってる。

もちろん「tipToe.の曲」という大前提の括りの中での話なのは承知の上で、だからやるならせめてオケを新調してほしいとは2期はじまった当初から思っていて。演者が変われば世代も変わる時代も変わる、ほんのわずかでも吹いている風は違うものになるわけで。
あともっと言えば古い曲たちの制作当時より制作陣のレベルが上がってるのでそのままやると青臭さがむずがゆかったりして。
振付が多少なり変わってるのはそういう意味では良いなと思います。中盤夢日和とか平気でやるようになったのも変化か。(1期2年生編以降ではdubriseのfujisaki stepくらい、つまりtipサイドでは頑なに切らなかったカード)

 

だいぶ話が逸れましたが、でもそんなことを思っている中でも「ひとりごと」だけは素直に2期でも観たいなって思ってた曲なんです。べつにそのままでいいので。唯一そう思った曲。(ちなみにblue moon.はそもそもやると思ってなかったので、そういう思考の枠外にありました)

 

blue moon rising(1期)でblue moon.に衝撃を受けたのがtipToe.に通うきっかけだったって話はニッポン放送ラジオリビングの年末の数の子松前漬けの宣伝くらい話してきたと思うんですね。
でも同時に「またライブ行ったらあれ聴けるかな?観れるかな?」って一際楽しみにしてたのは実はひとりごとだったんです。

 

blue moon.は良すぎてそう沢山観るのも聴くのもちょっと怖かったんですよね正直。通い始めの当時は、やったら凄まじい体験をした…!と毎回感じてたし、やらなかったら少しほっとしてる自分がいました。なんというか、ものの1回で絶対的な存在になった曲なんです。

一方のひとりごとは、曲も振付もそれをやってるメンバーもとても可愛いらしいんですよね。夜編開幕という時期もあってシリアスめな表情でやる曲も増えていったんですが、そんな中でもこれがあると癒されるというか。
BPMとかビートの感じもちょうどよくライブ向けですし、うれしい楽しい大好き(吉田美和の歌声で)そして可愛いっていう。


それでいてやっぱり主役級ではないので対バン登場率はそんなに高くなくて、でも1度観たらまた観たくなるようなひとつ抜けた可愛さがこの曲にはあったので、言うたらわりと片想いしてた曲なんですこれは。

同じクラスだけどとっかかりが無さすぎて話しかけられない、でもけどちょっと気になってるあの子とたまたま行事のチーム分けで一緒になったみたいなあの感覚って言ってわかります?わかりますよね。みなさん人類ですものね。わかりますよ。

 

weや茜やカーテンや風速やユナイトやシャッターチャンスみたいな語るべき名曲たちの影には隠れがちで、それでもいつでも確かな役割を持ってしっかり仕事をしている。やるべきことをやっている。そんなところがカッコよかったりする。ちょっと曲に人格を与えすぎてるな。まぁいいか。

 

とはいえ影に隠れているばかりでもなく、1期のクアトロワンマン「Colorful」ではイントロをリアレンジした新ver.が公開されました。以降セトリ入りもわりと増え、Colorfulと1期ラストライブでは前曲からの繋ぎ部分を同じアングルで映像化されてた記憶があるんですよね。あのつみちゃんのピース、同じだ!って思って。

 

ちなみにこの年の春にあれがリリースされます。そうです、瀬名航2ndフルアルバム「せなのおと2」。
初音ミク歌唱によるセルフカバー、「ひとりごと -Rearrange ver-」が収録されました。

tipの主催イベントの開場中のSEといえば瀬名航のインスト、というのは通っている皆様におかれましてはもはや実家と感じられるくらい染み込んでいるのではないでしょうか。このアルバムに関しても「あっかんべーだ」とか「浮遊」のインスト、よく流れてますよね。

で、かつてはひとりごとのインストも混じって流れていました。tip曲のインストとして考えるとこの1曲だけで、事情を知らない人には小さな謎であったと思われます。
これがアルバムリリースのタイミングでしれっとRearrange ver.のオケに差し替わったんです。
2期から観ていて、そういや開演前なんかやけに賑やかなアレンジのひとりごとインスト流れてるな、と思われていた方。それです。そんなわけで耳馴染みは地味にあると思われます。

 

Rearrange ver(以降ひとりごとR)の一番の特徴はサビに過剰装飾とも言えるようなキラッキラのシンセサウンドが加わったことでしょうか。ザ・瀬名航っていう音色のあれです。ボカロPなのに音色で作家が紐付く方ってあまりいないのでは…(詳しくないので知りませんが)
歌うのが人間ではないのでアレンジのほうは意外といくら攻めても良いみたいなあれがあるのかもしれません。
あとはところどころめっちゃ静かになったりして緩急がつきました。ベースのアレンジはそのままに、程よくイメチェンしたような感じになっています。ワンピースでいうとこの超新星編と新世界編くらいの変わり具合です。

 

このバージョン、2期になってから使うと思ってたんですよね。楽しみにしてたんですが、フタを開けたら意外にも(夢日和なども含め)1期とまんま同じアレンジでやってて逆にびっくりしました。

つまるところ、tipでひとりごとRを観るのが(大々的に言うほどではないまでも)ちょっとした夢だったんですよ。


でもまぁそういう感じだとやらないだろうと思ったんですよね。イメージとか方針にブレがない本間さんのことですし、よほど特別な時ですらやらないだろうなと思ってました。そんなことあったらいいよねくらいで。

 

しかしついにその日はやって来ました。

 

りんちゃんのわがままパーティーです。

 

そもそもトークイベントだと思ってました。なんならフード頼んでごはん食べながら観ようかくらいに思ってまして、夕飯食べずにセブンの揚げ鶏とさけるチーズで小腹満たす程度にしていたんですけど()、開演するなりまず1曲目のウェルカムソングとしてこれが来たわけです。

SEがひとりごとRか~いいね~と思ってたら、そのままひとりごとRをパフォーマンスしてくれたんです!やば!踊ってみたライブが中心でしたが、これについてはもちろん初音ミクではなくちゃんと生歌です。
終わってみて冷静になって考えると専用SEまで作られていたっぽいのですよ。なんてことだ…

 

今回はtipとしてではなく3人でのパフォーマンスでしたが、それでもこれをライブで観られるとは思ってなかったので、なんとも嬉しいサプライズでございました…
りんちゃんこれ好きでやりたかったと……ありがとう……ありがとう……

 

アレンジの違いによりライブでのアティチュードもわずかばかり変わってくるものがありますよね。似たようで新しく少し違った形で楽しめて最高でした。もちろんそのあとのイベントも!

1度あることは2度ある、2度あることは何度もある、ですからね。前例を切り拓いたりんちゃんは偉大だ…
ていうかもうSE用意しちゃったんだから、やらなきゃもったいないでしょう。そうでしょう?ねえ。

 

というわけで、tipToe.本隊でひとりごとRを観れるのも楽しみにしております😊

 

 

98 アイドルカードゲーム構想


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こんなツイート見たら騒ぐでしょ。あれが。

 

決闘者の血が!!

 

中高時代は決闘者でした。遊戯王です。遊戯王ばかりやっていました。

鎌倉の山奥の学校に通いながら遊戯王を通して級友たちとコミュニケーションを取っていました。

口を開けばヘドロが漏れるほどのド陰キャだったのですが、遊戯王やってるって知ったら色んな人が勝負に来てくれるんですよ。なぜか剣道部たちと仲良くなりました。柔道部の主将とは学祭でクラスを外れてパイナップル屋をやって校内一の売上を叩き出しました。青春に見えるけど他人の青春に乗っかってるだけなので自分自身は本当に別に…でしたが。楽しかったですけども。

デュエルの話でしたね。陰キャでありながら凝り性な生粋のオタク気質だったので、仲間内ではそれなりに強かったと思います。

 

高い金かけて渋谷のコナミカードゲームセンターに通って公式大会に何度か出たりもしました。全然勝てませんでしたが参加賞のノマパラカードたちがなんとなく誇らしかったです。

道行く人がみんな電話ボックス被って歩いてるみたいで渋谷歩くのめちゃくちゃ怖かったんですが(良くも悪くもみんなある程度他人に無関心というようなことです)、この時に経験しておいて良かったなとも思います。

ジャンプフェスタではさんざん並んで勝負したらデッキ全部海外版カードにした陰の者感がすごいおじさんに混沌黒魔キャノソルワンキルとかされて大変に萎えました。カードがとても綺麗だったこととその美しさが虚無感を加速させてくれたことはよく覚えています。

そのあと遠くで影山ヒロノブが「いーっぱいおーっぱいボク元気!!」とシャウトしていたこともよく覚えています。やべ本物だ…(ドラゴンボールZのオープニング曲です)

 

学校は学校で金持ちのボンボンが世界チャンピオンのデッキを完全再現してきたのにはさすがに敵いませんでしたが、それでも打開策を必死に考え出して後々のデュエルがより楽しくなったりとかもありました。

合言葉は「スタンデッキに溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム」です。

 

高校卒業とともに相手がいなくなりました。やらなくなりました。本当にそれっきりでございます。

 

それっきりなんですがやっぱり青春時代に染み付いたものって大きいと思うんですよね。

何手も先を読むとか、何度も試運転してスムーズに回るようにするとか、今ある手札でできることを徹底的に考えるとか、手札アド確保(なるべく手札を減らさないように考えて立ち回って先々の選択肢を狭めないようにする)とか、そういうのは遊戯王で培ったものだと思います。

 

でやっぱり先のツイートですね。考え甲斐があるじゃないですか。と思って考えたら最後まで行っちゃいました。ゲームバランスはともかくとして、ゲームの形になりそうなものができた気はします。

 

すごい面倒臭そうではあるんだけど意外と楽しいかもしれない。わからない。有識者が良い感じに調整して実用化してくれないかな。

 

概要は以下の画像の通りです。

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要はアイドル同士の対バンをカードゲームにするわけです。その気になりゃスリーマンでもフォーマンでもたぶんできます。阿鼻叫喚の予感がしますが。

 

阿鼻叫喚といえばテンション上がったついでにコロコロコミックとVジャンプの狭間くらいのコミカライズっぽいキャッチでも描いてみようかと思ったら地獄のような最悪すぎるものができました。30代男性の画力としては二度と筆を持つなと言われても圧倒的な傾聴姿勢と共に同感してしまいそうです。だって、無駄にブラシの使い方だけ覚えた小学生じゃん。

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今ここで引き返した方がいるはずなのでその方は本題には至らなかったというわけです。戒めが必要ですよね。こちらに。思いついたものを何でもアウトプットしてはいけないと…

 

でも要は書いてある通り「めざせ!!めっちゃすごい動員」っていうゲームなんです。CVは松本梨香でお願いします。

 

今回は本間さんのツイートがきっかけなので、tipToe.を中心にSOVA縛りでのアイドルカードゲームを考えてみたいと思います。

 

ルールブックみたいになりましたがとりあえず図を先に置いておいたほうがわかりやすいかもしれない。どうでしょう。やってみなけりゃわからないのでやります。例えそれで読みにくいという結果が待っていたとしても……直さない。だって長い文章いじるの大変だから。

 

あしからずお付き合いください。無理強いはしませんとも。

 

フィールドです。どんな四角もすべてカードを置く場所だととりあえず思ってください。
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続いてメンバーカードです。AP(アーティストパワー)を上げてライブに備えるのがお仕事です。
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デザイン案のモデルはtipToe.の柚月りんさんです。最高レアは全面ピクチャーホログラム仕様という想定になります。いいなー

 

そして楽曲カード。このカードを組み合わせてセットリストを作ります。

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楽曲カードには曲ごとの動員数や動員を増やすボーナス条件があります。メンバーのAPを上げてないと逆に動員が減る曲とかもあるので気をつけなければなりません。デビュー1ヶ月で夜編の曲はできないでしょ、的なノリです。

 

要はメンバーレッスンしてセトリ組んでライブに臨むっていう流れをカードゲームにしているわけですね。

 

あとはプロデュースカードと言ってまぁ遊戯王でいうとこの魔法カードみたいな色々できるぜカードがあるのと、デッキに絶対入れなきゃいけないのに引いたら強制的に災いをもたらすカードなんかもあります。

だってほら、アイドル現場ってメンバーが体調不良でお休みしたり、機材トラブルで音止まったり、厄介オタクが厄介したり……ありますよね。それを入れてます。

 

ちなみに災いは50%の確率で相手に降り注ぎます。そしたらラッキーですね。でも相手が引いた災いがこっちに来る可能性も50%なのでそこはもう、運の殴り合いです。

 

お互いに5ターンずつ準備し続けて、最後のターンが終わったらせーので合計点を計算して勝敗決めます。

なので5ターンの間で良いメンバー揃えて良いセトリ組んで何なら色々な効果で相手のライブを崩壊させたりしてより多くの動員を稼ぐ殺伐とした対バンゲームということになります♡

 

ルールは以下です。クソ長いし難しそうですけど


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【ゲーム概要】
・プレイヤーはアイドルプロデューサーとしてメンバーの選出とセットリスト作成をおこない、対戦相手とライブの動員数を競う。
・対戦のことを「対バン」という。
・カードには「メンバーカード」「楽曲カード」「プロデュースカード」「トラブルカード」の4種類がある。
・プレイヤーはターンごとに「楽曲カード」「メンバーカード」を1枚ずつ使用し、「セットリスト」と「出演メンバー」を確定させていく。
・5ターンずつ交互にプレイし、すべてのターンが終了した時点のメンバーとセットリストで「ライブ」をおこない「動員数」で勝敗を競う。
・「動員数」は「楽曲カード」に獲得数や追加獲得条件が記載されており、より多くの動員獲得を目指したプレイが求められる。

 

【用語など】
・「メンバーカード」が専用の場(ステージゾーン)に出ることを「出演」という。すべてのターン終了時にステージゾーンに出ているメンバーカードを総じて「出演メンバー」という。
・「メンバーカード」はステージゾーンの左から順番に出す。何枚でも出すことはできるが、ステージから離れたカードがあった場合は左に詰めておく。カードの並びを左から順に「出演順」として扱う。
・「楽曲カード」が専用の場(セットリストゾーン)に出ることを「提出」という。すべてのターン終了時にセットリストゾーンに出ている楽曲カードとその並びを総じて「セットリスト」という。
・「セットリスト」は提出順となり、原則並び順の変更はできない。楽曲カードの並び順が動員数に影響を与えることもある。特殊なカードの効果を使うことで変更することができる。
・プロデュースカードを出す場を「運営ゾーン」という。
・使用されたプロデュースカードやカード効果により場を離れた捨てカード置き場を「事務所」という。事務所に送られたカードは原則再使用できないが、特殊なカードの効果により再使用できることもあるほか、事務所に置かれていることで効果を発揮するカードもある。
・「事務所」から除外されたカードを「退所済み」という。いかなる場合でも対バン中の再使用はできなくなる。カードの効果によっては事務所でなく場や手札から退所させられることもある。
・特殊なカードの効果により「SEトークン」をセットリストに組み込むことができる。「SEトークン」は原則曲数に数えないが、カードの効果指定により曲数に数えなければならない場合もある。
・「SEトークン」は「SEマーカー」を「楽曲カード」同士の間に置くことでセットリストに組み込まれる。(登場SEとして最初の楽曲の前に置くこともできる)
・「SEトークン」同士を並べることもできる。

 

【カード種類】
・「楽曲カード」には獲得動員数が記載されている。またカードごとに「追加動員条件」が設定されており、特定の条件を満たすことで動員数を追加で得ることができる。
・「楽曲カード」にはグループ名と作詞・作曲クレジットが設定されている。他グループ名義(カバー)やコラボ名義バージョンも存在し、一部のカードには特殊な分類が記載されている場合もある。
・「メンバーカード」にはAP(アーティストパワー)という数値が設定されている。APは出演メンバー全員の合計値が「楽曲カード」の追加動員獲得のための条件となっていることが多く、APを上げることで「楽曲カード」の指定条件をより多く満たすことを目指す。
・APの上昇値はカードに「カウンターマーカー」を置くことで管理する。カード記載のAPにマーカー数を加算する。
・「メンバーカード」には所属グループ/担当カラー/パフォーマンスタイプが設定されている。
・「メンバーカード」には「IDパワー」「IDスキル」がそれぞれ設定されているカードがある。「IDパワー」は場に出ているだけで効果を発揮し、「IDスキル」は基本的に任意で発動する効果となる。
・「IDスキル」は各カードごとに1ターンに1回のみ使用可能。
・「プロデュースカード」は楽曲/メンバーに属さないカードである。1ターンに何枚でも使用でき、様々な効果を得ることができる。使い捨てのタイプと場に残り効果を発揮し続けるものがある。
・「プロデュースカード」は「イベント」「特典会」「プロデューサー」「運営」カードに分かれる。

詳細は以下の通り。
①「イベント」……プレイヤー双方の場に合計で1枚しか存在できない。場に残り続け、主にライブフェイズ(後述)に効果を発動する。どちらかのプレイヤーが別のイベントカードを場に出すと、前に出されていたイベントカードは無効となり事務所に送られる。
②「特典会」……それぞれのプレイヤーが自身の場に1枚ずつまで出すことができ、ライブフェイズまで場に残る。ライブフェイズの最後に自分の運営ゾーンの特典会カードの効果を処理する。
③「プロデューサー」……それぞれのプレイヤーが自身の場に1枚ずつまで出すことができ、様々なタイミングで効果を発揮する。カードごとに特定の出演メンバーがステージにいないと場に出せない縛りがある。
④「運営」……上記①~③に該当しないすべてのプロデュースカードの呼称。特記が無い限り、効果処理後は事務所に送られる。運営ゾーンに残る効果のあるものは、出した順に左から置いていく。

・「トラブルカード」はデッキを組む際に必ず投入しなければならない。
・「トラブルカード」はドローしたら即座に使用しなければならない。(厳密にはスタートフェイズの最初)

・「トラブルカード」は1種類しか存在せず、使用した際にサイコロを振り、出た目の数に応じた指示に従う。(自分か相手どちらかにデメリットが生じる)
・「トラブルカード」は対バン開始時点ではデッキ外に置いておき、初期手札をドローした後でデッキに混ぜてシャッフルする。
・「トラブルカード」の効果は以下の通り。

このカードをドローしたターンのスタートフェイズの最初にサイコロを振り、出た目の効果を適用する。
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①体調不良(自)……自分のステージにいるメンバー1名を選択し、事務所に送る。
②体調不良(相)……相手のステージにいるメンバー1名を選択し、事務所に送る。
③機材トラブル(自)……自分のセットリストゾーンのカードを1枚選択する。そのカードの動員は0になり効果と追加動員条件は無効化される。
④機材トラブル(相)……相手のセットリストゾーンのカードを1枚選択する。そのカードの動員は0になり効果と追加動員条件は無効化される。
⑤厄介オタク(自)……このカードの効果発動時点で自分のステージにいるメンバー全員のAPを-2する。
⑥厄介オタク(相)……このカードの効果発動時点で相手のステージにいるメンバー全員のAPを-2する。
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【デッキ構築のルール】
・1デッキにつきトラブルカード2枚を含む30枚とする。過不足は認められない。
・同じ名前のメンバーカードを2枚以上組み込むことはできない。グループ名が異なっていたり改名前後でも同一人物とみなす。


★同時にデッキに入れられないNG例
例①:「三原海(tipToe.)」と「三原海(Payrin's)」
例②:「都塚寧々(tipToe.)」と「神楽寧々(airattic)」
※例②のような場合はカード名に別途併記
・楽曲カードは同じ名前のカードでも好きなだけ投入できるが、同じ名前の楽曲カードがセットリストに2枚以上入った場合、動員数は1枚分しか計算されない。
・名前が同じでもバージョン違いであれば別カードとみなす。(Unpluggedなど)
・デッキとは別に、任意で10枚まで構成できる「アナザーデッキ」を作成することもできる。
・アナザーデッキにはデッキに入っているメンバーカードと同一名のカードを1枚まで入れることができる。
・カードの効果によってのみ、アナザーデッキからカードをプレイすることができる。

 

【プレイの流れ】
①先攻/後攻を決める。
②互いにデッキからカードを5枚ドローする。
③デッキにトラブルカードを混ぜシャッフルする。
④先攻のプレイヤーからターンを開始する。
⑤交互にターンをおこない、後攻のプレイヤーの最後のターン終了時に「ライブ」(動員数計算)をおこなう。
⑥動員数が多いプレイヤーの勝利。

 

【ターンの流れ】
①ドローフェイズ
デッキからカードを1枚ドローする。
デッキが0枚でドローできない場合、その時点でターンを終了する。手札にカードがあってもプレイすることはできない。

 

②スタートフェイズ
ドローフェイズにトラブルカードをドローした場合は必ず最初に処理をおこなう。
その後、スタートフェイズに効果を発動するカードがあれば処理をおこなう。無ければスキップする。

 

③レッスンフェイズ
・メンバーカード、楽曲カードをそれぞれ1枚まで場に出すことができる。(出さなくともよい)
・プロデュースカードを使用することができる
・どの種類のカードから場に出すかは任意で決めてよい。

 

④エンドフェイズ
エンドフェイズに効果を発動するカードがあれば処理をおこなう。無ければスキップしターン終了となる。相手のドローフェイズ(①)に移行する。

 

⑤ライブフェイズ
①~④を5ターンずつ繰り返し、後攻プレイヤーの5ターン目終了時に移行する。
互いの動員数を計算し、多かったほうが勝利となる。

 

★ライブフェイズの計算順
1.出演メンバーの合計APを計算する。
2.セットリストの1曲目から順番に計算していく。
3.ステージゾーンのメンバーカードを出演順に確認し、処理が必要なものだけ順番に計算していく。
4.プロデュースカードの効果をイベント→プロデューサー→運営ゾーンに残っている運営(出した順)の流れでに計算していく。
5.事務所で効果が発動するものがあれば計算する。
6.特典会カードの効果を計算する。
(おわり)

 

【必要というかあったらよさげなもの】
・サイコロ(アプリで代用可)
・紙とペンと電卓(APと動員数の計算用)
・各種マーカー(レッツハンドメイド)

 

【カードの一例】

[メンバー]未波あいり(tipToe.) AP:4
tipToe.2期/パステルブルー/シンガータイプ
(所属:tipToe./担当カラー:ブルーとしても扱う)
✧IDパワー:ライブフェイズ時、セットリストの「tipToe.1期」の数×1人、「tipToe.2期」の数×5人動員を追加する。「茜」の動員数を4人追加する。どちらかのステージに「花咲なつみ(tipToe.)」がいる限り、このカードのAPを+2。
❖IDスキル:セットリストに「tipToe.2期」の楽曲カードが2枚以上ある場合にのみ発動できる。デッキから「tipToe.2期」に属するメンバーカード1枚を選び出演させ自身のAPを+1。その後デッキをシャッフルする。

​───────
[メンバー]都塚寧々(tipToe.) AP:5
tipToe.1期/ホワイト/マルチタイプ
(所属:tipToe.としても扱う/別名:神楽寧々)
✧IDパワー:ライブフェイズ時に動員を+50人する。ステージに出演している「tipToe.1期」に属するメンバーカード1枚につき自身のAPを+1。
❖IDスキル:このカードがステージから事務所に送られた時に発動できる。このカードを退所させ、アナザーデッキから「神楽寧々(airattic)」を出演させる。この効果で出演した「神楽寧々(airattic)」のAPを+3する。
​───────
[メンバー]小泉日菜莉(airattic) AP:3
airattic/ダスティブルー/マルチタイプ
(担当カラー:ブルーとしても扱う)
✧IDパワー:ステージに出演している「airattic」に属するメンバーカード1枚につきAPを+2。
❖IDスキル:1ターンに1度、Twitterで「#恋の泉に溺れた」をつけてツイートし相手に見せることで発動できる。このカードのAPを+1する。(この時、相手プレイヤーはツイートの内容やアカウントの状態について意義を申し立ててもよい)
ライブフェイズの最初にこの効果で投稿されたツイートをすべて確認し、ツイ消しされていた場合はAPを-5する。(プラスした分はそのままとする)
​───────
[メンバー]内山結愛(RAY) AP:5
RAY/パープル/楽曲派
✧IDパワー:自分のセットリストゾーンのすべての楽曲カードの元々の動員を+10人する。「RAY」の楽曲カードについては+20人する。
❖IDスキル:対バン中1度だけ発動できる。自分のセットリストゾーンの楽曲カードを1枚選び「ディスクレビューマーカー」を乗せる。「ディスクレビューマーカー」が乗ったカードの追加動員条件のうち、マイナス条件の追加動員数を0にする。このカードがステージを離れた場合、この効果で乗せた「ディスクレビューマーカー」を取り除く。

​───────

 

※動員追加条件はセットリスト順、かつカード記載の上から順番に計算する。
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[楽曲]夢日和(tipToe.)
作詞・作曲:瀬名航
動員:50人
〘動員追加条件〙
+50:出演メンバーが全員「tipToe.」所属のみ、かつ6人である。
+50:セットリストの最後の曲になっている。
+50:セットリストの他の楽曲カードがすべて「tipToe.1期」である。
​───────
[楽曲]ぺトリコール(tipToe.)
作詞・作曲:aoi kanata
動員:40人
〘動員追加条件〙
+40:出演メンバーに「柚月りん」と「藍田あらん」がいる。
+30:出演メンバーに「小宵めみ」がいる。
+40:この曲の前後どちらかにSEトークン「ame」もしくは「11:17 a.m.」が入っている。(前後あるいは2種入っていても重複しての動員追加はできない)
+30:出演メンバーの合計APが55以上。
-150:出演メンバーの合計APが40未満。
​───────
[楽曲]blue moon.(tipToe.)
作詞・作曲:aoi kanata
動員:90人
〘動員追加条件〙
+40:出演メンバーに「三原海」「柚月りん」「月日」のいずれか1名のみがいる。2名以上いた場合は無効となる。
+20:この曲の前後どちらかにSEトークン「20151030am1:30」が入っている。(前後あるいは2種入っていても重複しての動員追加はできない)
+30:セットリストに「ナイトウォーク」と「砂糖の夜に」が入っている。
+60:出演メンバーに「三原海」がおり、かつこの曲の前が「はやく夜が明けて、おはよう。が言いたい。」である。
-200:出演メンバーの合計APが60未満。
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[楽曲]環状線チルドレン(airattic)
作詞・作曲:林直大
動員:20人
〘動員追加条件〙
+80:出演メンバーが全員「airattic」所属かつ4人のみである。
+xx:この楽曲の動員が100人以上かつ「本間翔太」が運営ゾーンにいる場合、ライブフェイズ時に裏が出るまでコインを投げる。この楽曲の動員を表が出た数×10人追加する。
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[プロデュース][イベント]Owl Nest
以下の条件をすべて満たしていた場合、ライブフェイズ時に動員を+200。
①出演メンバーに「tipToe.」「airattic」「RAY」所属がそれぞれ2名ずつ以上。
②セットリストに「tipToe.」「airattic」「RAY」の楽曲カードがそれぞれ1枚ずつ以上。
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[プロデュース][特典会]終演後物販
ライブフェイズの最後に効果を適用する。
お互いのプレイヤーはそれぞれの出演メンバー×10名をそれぞれの動員に追加する。
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[プロデュース][プロデューサー]メロンちゃん
・ステージゾーンに所属「RAY」のメンバーが2名以上いる場合、所属「RAY」のメンバーすべてのAPを+2、「RAY」のすべての楽曲カードの元々の動員を+5人。
・1ターンに1度だけ、以下の効果のうちどちらか1つを発動してよい。
①「RAY」の楽曲に限り、手札もしくはデッキからセットリストゾーンに1枚追加で提出する。
②セットリストが「RAY」の楽曲カードのみの場合に限り、手札を1枚事務所に送り発動できる。セットリストを自由に並べ替えてよい。
・相手のセットリストに「夢日和(tipToe.)」が入っている場合、ライブフェイズ時に倍速MIXを打つことができる。打った場合、自分の動員を+50人。
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[プロデュース][運営]dubrise(honma step.)
お互いのセットリストの楽曲カードが4枚ずつ以上かつ同数の時、さらに相手のセットリストの楽曲カードにこちらのセットリストの楽曲カードと同じグループのカードが1枚も無い場合のみ発動可能。
自分のセットリストの偶数番号の楽曲カードと相手のセットリストの偶数番号の楽曲カードをすべて入れ替える。SEトークンはそのままにする。

サルベージとバウンスの効果持ちがいるといいんじゃないかなと思いましたまる

97 blue moon risingとblue moon rising,______ぎ芹

「blue moon rising」というタイトルが目に付いた瞬間にその日の夜の予定は空けたし、他に予定が入らないことを祈っていた。

2018年夏の青山月見ル君想フに誘われ足を運んだtipToe.、当時通っていた・・・・・・・・・(dotstokyo)とも既に仲が良く名前はよく耳にしていたものの、なかなか自分が行く対バンで被らず観る機会に恵まれずにいたグループ。

そんな折、かねてより別現場(諸般の事情により伏せさせていただく)で交流のあったオタクからその現場の打ち上げ飲みでtipToe.の良さを熱弁され、そんなに良いならと布教のために買い込んでいたであろうデザインチケットを1枚譲り受け、視界も白むほど眩しい昼の青山を訪れることになる。

 

1st CONCEPT ONEMAN
「blue moon rising」

 

開演するなり、あまりに可愛らしいメンバー6人とクオリティの高い楽曲が立て続けにパフォーマンスされる光景が眼前に広がり、瞬く間に心を奪われた。
その可愛らしさはいずれも「昼編」と呼ばれるアルバム「magic hour」に収められた楽曲たちから生まれるものだ。

中盤、SEとともにメンバーが退場する。退場するんだ。そんな光景は地下アイドル現場では滅多に見かけない。単なるアイドルのライブという枠組みを、縁石でも跨ぐように易々と越える下地が既にできているとすら感じた。

柔らかなネイビーが優しく包み込む新たな装いになってメンバーが再び舞台に姿を現す。
特殊な周波数で鳴らしているという浮遊感のある音色のトラックに、都塚寧々の淡々としながらもそれゆえに想像力の余白を確かに揺さぶるポエトリーリーディング曲「砂糖の夜に」でステージはこれまでと様相を大きく変える。

空間を澄んだ夜色に染め上げると、その凛とした静寂を待っていたとばかりにピアノが跳ねるイントロから「僕たちは息をする」がはじまり、前のめりなギターリフと丁寧に言葉を編みながら紡がれる歌。そしてサビで破裂する激情溢れるボーカルと嵐のように舞い乱れる振付。
本当に良いものはまっさらな状態で観ても良いと思えるはずだ。1曲も予習せずに臨んだこの日の少なくともこの時点では、この曲がもっとも好きであったと記憶している。終演してすぐ知り合いに曲名を尋ねた2曲のうち1曲だ。

予習をしていないとは言いながらも、実はdotstokyoによるカバーを何度か観ていた「クリームソーダのゆううつ」の本家をこの日初めて観た。なんて可愛い曲と振付……とは思っていたが、さすが本家はその可愛さのレベルが段違いな域に達しており、既に様々な角度から受けていた衝撃に容易く新色を加えてくれた。今にしてみても、この清潔な可愛らしさこそtipToe.の真髄と言えるものかもしれない。ミュージックビデオにもそれは十二分に表現されている。

シンプルな演奏から徐々に音数を重ね終盤に向けて熱を上げてゆくバンドアンサンブルが心地好い「ナイトウォーク」はこの日の入場者へリリースに先立ちCD-Rで音源が配布された。家に帰ってからひたすらリピート再生し余韻を貪欲に味わい続けていたこともよく覚えている。

やがて最後に披露されたのが「blue moon.」だった。
ドビュッシーの月光をバックに舞う三原海の流麗なバレエ・ソロからその曲は幕を開ける。
夜闇の深淵を美しく描き出すような仄暗いピアノの響き、複雑に織り込まれたファルセットを束ねたような歌声、空間に広く鳴り渡る壮大なバンドのグルーヴ、秘密の夜をドラマチックに、あるいは抽象的に、時に人物にフォーカスし、時に豊かな景色の表現へと夜風が誘うように表情を変える振付……

2022年現在でアイドルのライブに通うようになって10年程経つが、これ以上に衝撃を受けた曲は他に無かったと言っていい。聞けば初披露の新曲。とんでもないものを観てしまったという気持ちになった。すべてのアイドル楽曲の中で1番好きな曲を問われたならば、それが「blue moon.」であると挙げる手に躊躇いは無いだろう。

なお「blue moon.」という楽曲に紐付けられる重要な曲が後に発表されることになるのだが、今回の本旨に沿うものではないので割愛させていただく。

この日をきっかけとしてtipToe.の現場に通うようになった。
帰り道のあいだも余韻が抜けず、気付けば通販でグッズを買い漁っていた。シンプルかつエレガントなチェキ帳も、今ではすっかりボロボロになってしまったレザーケースも、この日の帰り道に注文したもの。

そこから1期生が卒業するまでの1年半をtipToe.のオタクとして駆け抜けることになるのだが、交流にも恵まれ実に充実した時間を過ごすことができた。
ガラクタの物陰に埋もれ日の目を浴びる機会をとうの昔に失ったはずの青春を、紛れもない実感として体験させてくれたのがtipToe.だった。

時は経ちtipToe.は2期生として新たな6人のメンバーを揃え活動している。
自分はといえば、再始動における様々なタイミングの妙味や自分自身に巡ってきた出会いなどが重なり、結果的に今は全く別方面を主現場としてオタクをしている。当時卒業せず残っていたメンバーにとっての重要なイベントや、プロデューサーの熱弁に押し負けてチケットを買ったワンマンなど、数ヶ月に1度足を運ぶ程度になっているのが現状だ。

2022年6月、下北沢シャングリラ。そのプロデューサーの熱弁に押し負けてチケットを買った件のワンマンにて初めて現在の6人体制のライブを観ることになったのだが、グループというよりチーム全体のあまりのレベルの高さに驚愕を禁じ得なかった。しかもメンバーのうち2人はまだ加入して間もないという。
後に公開された「さくら草の咲く頃に」のミュージックビデオの熱量も含め、こんな人たちを出されたら一体どこの誰が太刀打ちできるんだろうか……と思わず口をついて出るほどに、見果てぬほど巨大なチームとファンが共有するベクトルの束を感じて戦慄さえ覚えたほどだ。

2期tipToe.はその時点でひとつのスタイル・形を成し、メンバーの脱加入による黎明期・創世記を越え、迷いなく歩み出す準備を整えたものだと理解した。

そこから次のライブを観ることになる今日まで半年ほど時間が空いてしまうのだが、つまり話は冒頭に戻る。

「blue moon rising」というタイトルが目に付いた瞬間にその日の夜の予定は空けたし、他に予定が入らないことを祈っていた。

幸いにも11月30日の夜に入れた予定を阻害するものは何一つ無く、開場待ちの人混みに誘導され、1stとは規模感において一線を画す白金高輪SELENE b2に足を踏み入れた。

幾人もの見知った顔と再会し同窓会気分に浸りつつも、見知らぬ多くの顔が埋めるフロアを眺めれば、それは6月に観た6人が迷いなく間違いなく往くべき道を邁進してきた成果であることに疑いの余地は無いとわかる。

冒頭のSEは1期のストーリー上のラストナンバー、設定上は卒業から1年後の話である「特別じゃない私たちの物語」のピアノインストゥルメンタルアレンジだ。同曲のミュージックビデオでは、ステージで踊るメンバーとそれを客席で応援し楽しむメンバーが、過去と未来を繋ぐように描かれていた。
そしてtipToe.の2期メンバーは演出ではなく実在する“客席側”の女の子たちだ。そしていま、踏み出した彼女らはその道半ばでひとつの大舞台に臨む。

 

2nd CONCEPT ONEMAN
「blue moon rising,______」

 

これを書いている時点では、アーカイブ視聴者向けに公式からの情報出しを意図的に絞っているようである。
そしてそれゆえにセットリストが不明である。

しかしながら本公演を語る上での構成や既存曲のキー楽曲に関してのネタバレは避けようもないものとして以降についてはご理解いただきたい。(いやまぁ前情報無しでアーカイブ観たい人がこれを読むことはないか)

前半のブロックは概ね1stと似たような構成を辿る。演者にも観客にもひとひらの想いがよぎったであろうSEに続き、2期はじまりの曲「春の風速、帳が揺れて」でライブは幕を開ける。これを皮切りに、昼を思わせる明るい曲たちがライブ専用の繋ぎ音源を交えて次々と披露された。

実はこのライブ、後に書くキー楽曲を除いては、1期の既存曲を完全に排して構成されている。
過去の誰も手を着けていない自分たちだけの、それもこれまでの活動で共に歩み馴染んでいる楽曲たちを、魔法の国の夢でも観ているかのように鮮やかに繰り広げてゆく。SELENE b2の巨大スクリーンによる映像演出も多分に彩りを加え、「クロックワーク・スパークル」でその煌めきは最高潮に達した。

マジックアワーの空を映すスクリーンをバックに、残されたシルエットがひとつ、またひとつと去ってゆく。

訪れる夜闇。

1期を何度となく観てきたファンなら耳に馴染みも懐かしさもあるであろう、aoi kanataによるピアノインストゥルメンタルが会場に響き渡る。よく知っているこの楽曲はつまり、tipToe.がステージに描き出す物語に夜の帳が降りる随の旋律であった。

淡いブルーグレーの新衣装を身に纏い、メンバーは再びステージに現れる。

規則的にリズムを刻むトライアングルの音色。特殊な周波
数の音色でメロディーを奏でるピアノ。下手に白熱灯のようなスポットライト。街灯の照らす下に少女。片手に文庫本。澄んだ声色で深見みことは言葉を紡ぐ。

夜闇に白色の薄明かりがイメージとして染み付いた劇伴を伴う朗読劇は、夢と現の狭間を揺蕩うような世界を表現する演者たちと読み手を代わる代わる交替し、都塚寧々が語り部を務めた1期とは異なり、モンタージュのようにその役目を変え続けることにより感情移入先としてのより豊かな普遍性を獲得した。

最後に再び深見が冒頭のフレーズを繰り返し、新たな解釈を得た「砂糖の夜に」の物語が綴られると、優しい静寂に寄り添うように響くピアノの音色、慎ましく歩むリズムセクションのグルーヴ。夜のしじまに心を浸し、歩いた先に夜明けを迎える。にわかに鼓動を高めた体はそんな予感に満たされる。

信号は青。

宵闇は紫。

ドビュッシーの月光をバックに舞う柚月りんのバレエ・ソロは美しくしなやかに、仄かに妖艶さを孕み、闇に溶ける。

夜闇の深淵を美しく描き出すような仄暗いピアノの響き、複雑に織り込まれたファルセットを束ねたような歌声、空間に広く鳴り渡る壮大なバンドのグルーヴ、秘密の夜をドラマチックに、あるいは抽象的に、時に人物にフォーカスし、時に豊かな景色の表現へと夜風が誘うように表情を変える振付……

何度となく目の当たりにし、心を空にして感じてきた音が、光が、舞踊が、再び眼前に蘇る。
演者を伴いステージに上がる、それだけで大きな価値がある楽曲だ。久しく観なかった楽曲との再会に、言葉になりえない大きな感情が胸を満たしていくのを感じる。

歌声は左右から立体的に、それでいて幻想的に響き渡り、夜の帳をふわりと揺する。
同じ脚本でも演者が違えば風の香り方も変わってくるもので、奇跡のような青い月の美しさを背に、いつか見た夢の追想は今を踊る演者が織り成す秘密の邂逅にフィルムのコマを進める。

2期の6人という新たなパレットで描き直された「blue moon.」の物語に連なるのは、かつては夜と、夜の果ての物語であった。

長く降り続く雨。

モノローグ。

長い夢から目覚めれば、外は雨。
夢の中の自分は自分ではなかったとわかってしまった、と語り部は口にする。
それは誰かの、いつか見た誰かの物語だったのかもしれない。

雨の中、傘も差さずに少女たちは歌う。

「雨編」と題された新曲は5曲。
1期「夜編」では夜の時間軸を辿る物語が描かれていたが、2期「雨編」ではおそらく「場所」を与えられており、物語が展開する新たな「空間」を創り出した。よもや「blue moon.」を基軸とした世界がz軸方向に押し広げられるとは思うまい。

聴き違えるはずもないaoi kanata作曲であろう美しさと湧き溢れる情感を灯した楽曲、ソリッドにしかし軽やかに韻を踏み渡る新機軸のラップ曲、熱を迸らせつつ言葉から変拍子を立ち上げたかのようなマスロック的な楽曲など、1期を含むこれまでのtipToe.とは明らかに趣を異にしながらもひとつひとつに妥協の無い熱量が込められた楽曲たちがレパートリーに加わった。
いずれも初めて耳にし目にする楽曲ながら、ことごとく刺さりに刺さる。またもとんでもないブーストのかかりを見せつけられてしまった。

最後の新曲に僅かに聞こえた夏を迎えるようなフレーズ。
本当はもう半年早くやりたかったライブだったのではないかという気もしてくる。そういえば1stは視界も白む夏の日であった。
コンセプチュアルに展開されるライブにフロア一同示し合わせたかのように拍手ひとつしなかったのが、最後の新曲の終わりには誰ともなく拍手が生まれていた。それも心から手を打ち鳴らしたくなるようなタイミングとぴたりと重なって。チームと観客が共有する巨大なベクトルの束と心根の部分で繋がれたような感覚を覚えていた。

新曲群の披露に続き、強靭な完成度と熱量を叩きつける「ユナイト」「さくら草の咲く頃に」でライブは大団円を迎える。

アンコールではメンバー一人一人がこの大一番を終えての感想を述べた。とりわけ印象的だった2人がいる。

まず口を開くなり反省点があることを告白した宮園ゆうか。
一例だが、2014年にでんぱ組.incがかねてよりの夢であった日本武道館公演を完売御礼で大成功させた。そしてその舞台裏を追ったドキュメンタリーによれば、余韻や達成感に浸ることもなくライブ直後に大反省会がおこなわれたのだという。
以降の活躍は現在の知名度からお察しの通りで、直後にブレイクを果たし活動の幅を大きく広げることになった。
アグレッシブな姿勢に満ちた宮園のMCからは、今後の期待値をいくら上げても足りないような頼もしさが感じられる。

続いて柚月りん。6月のワンマン同様により大きな舞台を目指したい旨を口にし、そして具体的な目標として(1期tipToe.の最終到達点でもある)Zeppに立ちたいと秘めていた願望を打ち明けた。
その熱く強い上昇志向には胸を打たれたが、それ以上に心に響いたのが、6月のワンマンでは「tipToe.を守らなきゃいけないと思っていた」と当時の胸中を明かしてくれたこと。
1期tipToe.と共に駆け抜けた身としてこれほど嬉しい言葉はなかったかもしれない。

1期終了後、唯一残った日野あみは「うちがいなくなったら(1期の)みんなのことを伝えていく人が誰もいなくなる」と活動期間満了までtipToe.を続けることを決断してくれた。

そして日野の卒業と入れ替わるように加入した柚月が語ってくれたその想いは、あの日に彼女から感じた凄みの正体だったのかもしれない。

足繁く現場に通っている身ではないのでわかりようもないが、大舞台での確かな成果のその一方で、日々のイベント出演などでは不安や危機感を覚える場面も多々あったのかもしれない。楽曲やパフォーマンス、メンバーの容姿や才能がいくら優れているからといって、必ずしも動員に結びつくとは限らない世界でもあるだろう。

言うまでもなく今日のフロアの光景は紛れもなく彼女らが想いを紡ぎ続けてきた結果であることは間違いないし、今日を観た上でこの先のことを端的に言うならば「Zeppでいいの?」と言わずにはいられない。Zeppにはいずれ立つだろうが、それはあくまで通過点としてのステージであるような気がしてならないのだ。

どれだけ高い評価を受けても順風満帆ばかりというわけにもいかないだろう。やがて雨に降られ、靴は濡れ、その足取りが重くもつれる日々も訪れるかもしれないが、その先の晴れ間に辿り着ける才能を併せ持っているのもまた彼女ら自身だ。

雲の切れ間か光芒か、この6人が歩む先の景色ならぜひとも観てみたいな、と終バスの終わった深夜の夜道を歩きながら思う。

午前2時。今夜の空はいつになく眩しく感じられる。

96 もう少し神経質な人間だったはず

最近はA型であることを疑われることが増えたような気がする。一応A型です。具体的にはAO型なんですけども。

 

だいぶテキトーになったような気はします。まぁいっかと思うことも増えました。

 

とはいえ考えすぎて病むこともあります。繊細でもあります。自分自身の愚行で(その問題が客観的に解決した後でさえ)自責の念に長期間囚われることもあります。相手からの伝え方云々にかかわらず。

テキトーではあるんですけど悪い結果を別にいいやとはあんまり思えないので、そこにはちゃんと注力したり、できなかったら「おれはダメなやつだ…」とか思ったりもします。

引きずってもそのうち取り戻せるように努めるんですけど、時間かかることも結構あったり。

 

テキトーならテキトーでその結果に対する所感もテキトーであれば矛盾なく良いバランスで生きられると思うんですが、後天的にテキトーになった場合はそこがアンバランスになって非常に生きづらいことがあります。

 

テキトーというのは言い換えれば軽率でもあります。軽率ゆえに他人様に迷惑をかけてしまうこともあり、だいたいそういう時は人に見せてる姿以上にやってしまったことに落ち込み反省し、仕舞いには消えて無くなりたいとか思いながらなし崩し的に生存し続けているような感じの日々を送っています。

 

真面目だった頃は真面目なのが嫌で、真面目を遂行するほど能力もないし頭硬いとコミュニケーションで面倒な齟齬が生まれるし、テキトーさにとても憧れを持っていました。高田純次プロデュースの手帳買ったりとか…

当時演劇関係で知り合った俳優さんに、共演者から「テキトーなのに上手くて腹立つ」と言われてる方がいて、その方にカッコよく「テキトーに生きようぜ!」と言われたのをよく覚えています。カッコいいんですよねその人。実力あるし。

まぁそんなに話したことないので何がテキトーなのかちゃんと知らないんですけど、その人のテキトーさが役に嵌め込まれていたそうなのでなんとなく理解していたような感じでした。(これはこれでテキトーな話だな)

 

そこからかなりテキトーになったきっかけは3.11の東日本大震災で、あのときは自分の真面目さや繊細さ、神経質ゆえに精神が限界を迎えてしまったんですね。

当時は大学の春休みで、バイト応募の電話をしようとしたら揺れが起きたもんで学生ニート状態となり、時間しか無かったのでわりとすぐにリビングに布団を敷いて、テレビーパソコンー携帯─自分を直列繋ぎに配置してあらゆる情報を隈無くチェックしてたんです。

生々しい情報とか、根拠もない話とか、人の気持ちとか、あと演劇関係者だったんで表現に関してどうのこうのみたいな哲学とか、色んなものに触れすぎて数日で参ってしまい、一息にすべてのメディアを遮断しました。

そのまま布団に入って何の情報も得ないまま延々と1人でPSPを握りモンハンに勤しむだけの生活が数日続き……で、久々にテレビ点けたら原発問題で大変なことになってた的な。

 

そのあと少しづつ人々が動き始めてく中で、付き合いで観た舞台がバイオレンスかつシリアスなやつで、そもそも心が痛むような感覚になることに定評があるような(上手く伝わらんのですけど)劇団だったのですけど、なんでこんな時にこんな話を観なきゃいけないんだろうとかなりダメージを受けたというのがひとつ。

友達が出てる複数劇団のオムニバス公演を観に行ったら、出演者間でパフォーマンスに関するいざこざがあったらしく、その友達(女)が演者(男)を殴って開演が遅れるみたいなことがあり、開演してみたら殴られた男のほうがしょうもない演説を紙切れガン見しながら吠えてるだけの謎パフォーマンスをしててあぁちょっとこれは殴りたくなるのもわかるわと思い……という出来事がひとつ。

結果として震災を巡って蠢く物々に対する煩わしさとか疲れが溜まりに溜まって弾けてしまったんですよね。

 

それまでは何か舞台観る時はパンフとかチラシとかの文章読み込んで可能な限り前情報を集めて、めちゃくちゃ集中してそこに表現されるすべてを受け取ってやろうってスタンスで、観終わったら生真面目に劇評なんか偉そうに書いたりしてたんですけど、あれ以降は何も考えずに席に着き、ただ目の前で発信されるものを生身で受け取ろうみたいな方向にシフトしたのです。劇評的なものも書かなくなりました。気持ちが盛り上がったらその時はそれを書いておく、みたいな。

 

とは言うもののテキトーになりきれてるわけでもない気がして、目に付いた心配事は解決したくなってしまうし、色々と細かいことが気になるし……

かといってテンションが上がってると浮き足立って軽率になってしまったりもするので、自分のことは中途半端で愚かなやつだなぁと思うのです。楽しい日々の中にある時ほど地に足つけるように気を配らなきゃいけないということを最近忘れていたようで、改めて肝に銘じておかねばですねこれは。

 

あ、あと褒め言葉はテキトーなことほぼ言ってないと思います。好意を得ることが目的じゃなくて本当に良いところをちゃんと言って自信を持ってくれたらいいな的な意図なので。思ってもない褒め言葉はそもそも頭に沸いてこない。

世の中には自信の無い人がいっぱいいるし、自分もそうだし、だったらせめて自分は褒めようと思い、なら思った人がそれをやるべきだろうし、そのほうが身の回りの世界が少し良くなるかなとも思うので。

 

自分には何にもならなくても自分からはじめないとはじまらないことってあると思うんですよね。

例えば他人に自分を幸せにしてもらうことを期待しているうちは幸せになれないのはわかりきっている話なので(他人の行動ってどんな理解者にとっても不可解な部分がきっとあるため)、まずは自分から他人を幸せにするところからはじめないと、っていう。それでいて見返りは求めない。求めたのに無かったら病むし。副産物的に自分も幸せになれたら儲けもんです、ぐらいのスタンス。まぁ他人を幸せにする方法ってよくわからんしな… できたらラッキーレベル。 

あとまぁ「すべてを手放したものが結果としてすべてを手に入れる」的な話があるんですがその考え方けっこう好きなので、そういうこともちょっと思います。

 

なんか脱線してる気がしますけど眠いので終わりますね。

地に足つけろー足つかないなら飛び方を身につけろー明日早いのに夜更かしするなー

 

 

 

 

 

 

 

95 自己肯定感というものに対する個人的な所感

「自己肯定感」って言葉を聞くようになったの、ここ10年弱くらいな気がします。
少なくともおれが10代の頃はそんな概念存在しなかったはず。(これ書いてる人、超えてるほうのアラサーです)

 

で、だいたいこの「自己肯定感」という言葉は「無い」の枕詞になっている。
「無い」とか「高める」とか、そういう文脈が展開される言葉になっていると感じます。

 

とすると、その源流は「自己否定感」ではないか。
すなわち「自分はダメだと思うこと」。

 

「自己批判」という言葉は昔からあるけど、これは自己を省みて成長に繋げようという意識高い取り組み。「意識高い」もなんか皮肉めいたニュアンスを時々持つけど、これは結構大事なこと。人生はトライアンドエラーなので。

 

「自己否定」は文字通り自分を否定して「あーダメだおれはなんもできんなんてどうしようもないんだ」で終わってしまうやつ。これで「だからこれこれこうして改善してこうなろう」ってなれば自己批判になるのだけど、マジで終わってしまう。
(ちなみにそれによりすごい落ち込んで引き篭っては気晴らしになったり共感できる音楽やアニメや漫画なんかを酸素マスクばりに吸引するので、意外と趣味嗜好の形成のきっかけになったりもする。これはこれで大事)

 

そんで、「自己否定」で終わっちゃうの健全じゃないよね、ってことで「自己肯定感」を(無いから)高めよう、獲得しよう、みたいなことを言い出す人が現れる。ビジネスチャンスだから。
ちなみにそのあとそれを良いことだと思った善人がボランティアで同じこと啓蒙しだす。インターネットで個人が自由に発信できるようになって久しいですね。

 

そうなると今度は「自己肯定感を獲得すること=良いこと」という図式が爆誕する。これは逆を返せば「自己肯定感が無い=悪いこと」みたいな思考になる。

 

で、最初に戻る。
「自己肯定感」なんて概念そもそも無かったよなァ、と。

 

本当に自己肯定感ある人って、「自己肯定感について」考えないんじゃないだろうか。ある程度自分のこと肯定できてたら、そんなものが高いか低いかあるか無いかなんてあまり気にしてないんじゃなかろうか。金儲けに使いたい人はともかく。

 

たぶん本当の健全は「自己肯定感について考えてない状態」だと思うんです。

 

ぶっちゃけ、自己肯定感っていらなくないですか。

無くたっていいんではないかそんなもの、生まれて死んでないから生きてるだけであって、それで別にいいんじゃないだろうかと思う。
自己肯定感なんか、あったって無くたってどっちでもいいんじゃないか。

 

おれはどうかと言いますと、自己を肯定も否定もしません。めんどくせえので。こういうの本当かったるいので、ある時からやめることにしました。

悪いとこがあったら直すし謝るし、誰かを笑顔にできてたらあーそれは間違ってないんだなとか、そのくらい。

 

「自己肯定感が無い」っていうのは、ある種のコンプレックスだと思うのです。
おっ〇いがまな板だとか、アレの大きさがポークビッツだとか、本質的にはそのへんと同じだと思っています。

無くたっていいんですよ。自己を肯定できている実感なんてものは。

「貧乳はステータスだ、希少価値だ」という偉人の名言もありますからね。ただまぁアレが小さいのはちょっとどうにも救いようが無いですけど…


おれはわりかしポジティブですけど、自己肯定感あるかと言われたら別に無いです。たぶん自分の長所聞かれても、なんだろう、手がでかいとか?それくらいしか浮かばないです。

「自己肯定感」なんて言葉が生まれたせいでそれに囚われてしまってる人、結構いるんじゃないですかねー。

 

だからもう、自己肯定感なんてものは最初から世の中に存在しないと思ったらいいのです。これで大概の悩みは無くなります。


あと大事なのは、自分を否定しないこと。それをやってる時間って無益どころか赤字なので。そういう気持ちになったら、思考を停止しておやつのカールのCMソングを大声で歌えばいいんじゃないですか。どうせ時間無駄にするならより無駄なことをしたらいいんですよ。おれはやったことないけど。

自己肯定感が無くて病んでる的な人がちょっとでも元気になったりリラックスできたりテキトーに生きられるようになったらいいなと思う感じの文章でした。

 

【結論】

モルカー2期楽しみ~

94 じゅじゅ20220327

じゅじゅを初めて観たのは2015年の@jam。横浜アリーナに併設された小さなライブハウス。タイムテーブル上でじゅじゅの次に出演していたグループの新規オタクとしてそこに来ていて、人生初のリフトを上げてもらうなどしていた日。

 

初めて観るグループで、まったく知らない曲で知らないオタクたちと肩を組んで踊っていたのをよく覚えています。*1
遡って自分のツイート見るととても楽しかったらしく、後日にも観ようとしていたようです。(体調的に諦めた様子)
対バン現場の楽しみ方を覚え始めた頃の話。しかしそこから次にじゅじゅを観るまでに約7年ほど間が空いてしました。

 

2022年1月、クロスアイデア事務所主催ライブ。*2現体制のじゅじゅを初めて観る機会が訪れる。
2015年の印象で時が止まっていた身としては、楽曲クオリティの高さと振り幅、ステージの完成度、メンバーが纏うオーラ、フロアの暖かな熱気、そのどれもが真新しい景色としてこの目に映り、こんなに素晴らしい(今の)グループを知らなかったのかと衝撃を受けました。

 

じゅじゅを通らずに妹分グループ・シンダーエラのオタクになったのだけど(珍しいらしい)、先輩グループのオタクのみなさんが妹分のライブも暖かく楽しんでくださっているのを見て、とても良いグループなのだなと思いました。嬉しかったです。(オタクはアイドルを映す鏡)

 

 

話は変わりますが、以前の現場で数年前に知り合ったオタクが当時からちゅんちゃん推しで、ライブは観ておらずとも存在については知っていました。

 

ある時、治外法権にまみれた極小規模のブラック企業に勤めていた自分は、壁も壊せず穴も掘れず天井も塞がれた完璧な袋小路に心身ともに追い込まれてしまい、業務関連の研修で訪れていた地方のホテルで人生を諦めることにしたのです。

 

決定的な理由は当時の環境にあるものの、それでもずっと未来への絶望感とか、自分への失望感とか、そういったものにもう十数年付き纏われているのは事実で、それは今も確かに持っているもので。


もう生きなくていい道を選べた時はどこか安心すらしていたかもしれない。

 

死んだって後悔しない。後悔できる脳ミソも感情も残らない。残る誰かが悲しんでも迷惑を被ってもそれを知覚することすらない。何を未練に思うことがあるだろうか。

 

意識が飛ぶ寸前まではいったものの結果的には死に損ね、一呼吸おいたところで頭の中で何かがプツンと切れ、赤ん坊のように駄々をこねてでも勤め先から逃げ出すことを決意、生きる道を探すことに心血を注いで今に至ります。


死ぬなんていつでもできることがわかったし、まぁそれは今後のひとつの選択肢になったということで、じゃあそれを今したいかというと今は違うな、って気分になったという感じ。

 

で、実はあの時、先のオタクがちゅんちゃんの話をして励ましてくれていたのでした。ブログを読んでみてほしいと。

 

自死に臨む動機や心理構造こそ違ってはいたものの、どこか仲間がいるような、ありふれてこそいないながらに誰もが辿り着きうる孤独な断崖でも以外と泊まれる村とかあるんだなと思えるような、光がすべて遮断された暗闇でも遠く仄かに灯る明かりが視界に入ったような、そんな感覚にいくらか勇気づけられ、それ以来どこか気になる存在として、密やかに心の廊下に彼女の写真を飾りながら生きてきたのでした。


読んでほしいと言われた当時は取り付く島もないような言葉を返してしまったけど、とても感謝している。その話はしてないけれど今日会えてよかった。

 

あ、ちなみに今はとても健康な心で生きています。考えたって病むだけで無意味なことについては考えることをやめました。(自省をしないという意味ではなく)

 

 

そんなこともあって、現体制を観れるのを楽しみにしていたのでした。写真で美しい彼女はどのように眼前に存在するのか。

 

メンバー全員がオーラのある佇まいと熟練の貫禄、耽美ですらあるパフォーマンスの仕上がったグルーヴ感。
透き通るように白い肌と髪色の視覚的な部分はもちろんのこと、所作のひとつひとつが指の先まで丁寧で美しく、楽曲の世界観へのアプローチとしても隙がなく芸術的で、どちらもいま生きてここにいるがゆえに味わえている感動を噛み締めながら、それはとても有り難いことだなと思ったのでした。

 

次に観たのは3月頭の大阪初日。気付けば緑色を振っていて、チェキ列にも並んでいて。idollの振付や実際話してみた印象で美しいだけでなくとても可愛らしい人でもあるのだなと知りました。
(その日チェキに行ったことを妹分の推しに話してくれたそうで、お話しできて嬉しかったと喜んでいました。ありがとう)

 

ラストライブはチケットが取れず、これだけ激戦なら新参者は致し方なしと諦めていたものの、直前に追加販売を知り前日夜の最後の販売分を幸運にも買うことができ、僭越ながらお邪魔させていただきました。

現体制を初めて観た1月の事務所主催、この素敵な舞台をもっと長く観ていたいなと思ったその念願が叶ったのでした。


大きな柱でステージは半分観えていなかったのですが、それでも様々な感情が生まれ、そして何より心から楽しいライブでした。

観ることでこれだけ素晴らしくてももう観ることは叶わないんだなぁという気持ちを抱えるという呪いを自分にかけたとも言えますが、最後を観れなかったという呪縛からは逃れることができ、今日の余韻は心地好い傷を胸に残してくれています。

 

というわけで実はわずか2ヶ月、たぶん最新参のちゅんぴ推しだったのでした。

 

ご卒業おめでとうございます。

 

*1:この話をすると決まって「食ですね!」とじゅじゅのオタクの方々は口を揃えて教えてくださる。

*2:会心ノ一撃の出演キャンセルにより、結果としてシンダーエラとのツーマンに。